痛風と高尿酸血症はどんな関係?

痛風とは、関節内に尿酸塩結晶と呼ばれる物質が現れることによって引き起こされる関節炎です。痛風は、放っておくと怖い病気ですが、きちんと治療を受ければ、完治させることができるのでしょうか?結論から言うと、痛風を一度発症してしまうと、一般には生涯にわたって付き合っていかなくてはならない病気です。

痛風は、尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって、激痛を伴う発作が起こる病気です。痛風を知るためには、まず高尿酸血症という病気について知っておく必要があります。なぜなら、痛風は基礎疾患に高尿酸血症を持っている人に起こりやすい病気だからです。

高尿酸血症とは、血中の尿酸値が7.0mg/dlを超えたものをいいます。この状態を放置しておくと、痛風をはじめ、腎臓機能の低下、動脈硬化や脳出血、心筋梗塞、尿路結石など様々な合併症を引き起こすことになってしまうのです。

痛風の治療は痛風関節炎の治療と、その背景にある高尿酸血症の治療の2つに大別されます。前者は急性あるいは慢性の炎症を消退させることが目的であり、後者に対しては、生活習慣改善や尿酸降下薬による薬物治療が行われます。高尿酸血症の治療により痛風関節炎の頻発・慢性化、あるいは高尿酸血症に伴う臓器障害(尿路結石、痛風腎)を予防することができます。